俺様な彼氏
初デート Ⅰ
夏休みに入ってから一週間。
学校の宿題をちょこちょこ進めていたあたし。
一週間も経つというのに彼氏の稜からは一切、メールも電話もないのだ。
最初、好きになったのはあたしじゃなくて稜からなのに…今ではすっかり形勢逆転?であたしの方が溺れている。
好きな人からの放置って…思ってたよりかなりキツイ…。
ベッドに放り投げてあるケータイをチラチラと見る。
まったく…稜のことで勉強とか、他のことが一切手につかなくなるなんて考えてもなかった…。
完璧に宿題を放り投げてケータイを置きっぱなしにして階下に下りようとしたとき…
〜♪〜♪
着信音が鳴った。
だが、聞こえてきた着信音に落胆する。
この着信音は…
「やっぱり…紫葡…」
だ。
一人ずつ変えてるから分かっていたのにディスプレイを見てもう一度落胆したあたし。
でも…紫葡から電話がかかってくるなんて珍しいな。
いつもはメールのやり取りのみのあたし達。
不思議に思いながら電話に出ると…
「もしもし、魅夜? 今から言う所に来てくれないかな?」
と言われた。
学校の宿題をちょこちょこ進めていたあたし。
一週間も経つというのに彼氏の稜からは一切、メールも電話もないのだ。
最初、好きになったのはあたしじゃなくて稜からなのに…今ではすっかり形勢逆転?であたしの方が溺れている。
好きな人からの放置って…思ってたよりかなりキツイ…。
ベッドに放り投げてあるケータイをチラチラと見る。
まったく…稜のことで勉強とか、他のことが一切手につかなくなるなんて考えてもなかった…。
完璧に宿題を放り投げてケータイを置きっぱなしにして階下に下りようとしたとき…
〜♪〜♪
着信音が鳴った。
だが、聞こえてきた着信音に落胆する。
この着信音は…
「やっぱり…紫葡…」
だ。
一人ずつ変えてるから分かっていたのにディスプレイを見てもう一度落胆したあたし。
でも…紫葡から電話がかかってくるなんて珍しいな。
いつもはメールのやり取りのみのあたし達。
不思議に思いながら電話に出ると…
「もしもし、魅夜? 今から言う所に来てくれないかな?」
と言われた。