俺様な彼氏
「あぁ!!」


少し離してもらったとこで大声をあげてしまった。


「…ッ。 なんだよ?」


耳を押さえて、眉間にかなり深いシワを作っていた。


あたしは謝りながら状況?を説明すると…


「あ、それなら大丈夫♪」


………は?
一体、何が大丈夫なの?


疑問をあらわにした。


「これは計画♪」


…計画。
計画って[手順・方法を考える]ことだよね?


あ、あたしの頭が辞書みたいって思ってもそこんとこはスルーでお願いします☆←


今度はあたしが眉間にシワを作った。


そしてポケットから携帯を取り出しある人物に電話をかけた。


稜の言ってる意味は理解できた。だけど確かめないとあたしの気が済まない。


ワンコールで出た。


「もしもっし♪ どなたですかぁ〜?」


かなりのハイテンション…。


しかもこの聞き方だと相手を確認せず電話をとったと考えられる。


「もしもし亜鶴? 少ーしいいかな?」


声を穏やかにして聞いてみる。


だが携帯越しでも行動?がとまったのが分かる。


多分、冷や汗でも流しているんだろう。


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