俺様な彼氏
またこのパターン?


さっきのパターンと激似なんですけど…。


「あ、はい。足を少し捻ってしまったみたいで…」


苦笑い気味に答えると


「それは大変ですね。保健室に行きましょう」


と言われた。


先生の後についていこうとすると突然、体がフワッと浮き上がった。


!?!?


な、な、なっ………!?


なんと…お姫様抱っこをされているではないか!!!!


もう足の痛みより恥ずかしさでいっぱいだった。


保健室に到着するまでの間。


お姫様抱っこで運ばれてるワケだからかなり目立つし、かなりの視線を感じた。


保健室に到着する頃にはもう容量オーバー寸前だった。


ソファの上に下ろされてようやく意識が戻ってきた。


「ぁ…ありがとう、ございます…」


消え入りそうな声でお礼を言った。


「琶荊魅夜さんですね。いつからこうなったのですか?」


テキパキと素早く処置をしてくれる先生。


「えっと…代表挨拶を読み終わって階段を下りるときです」


しどろもどろになりながらその時の状況を思い出しながら伝えた。

「はい、分かりました」


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