My Friday
本音ト真実
涙を堪えて、ドアノブに手をかけた。時.....
鼻をかすめる香り。
あぁ、この匂い大好き.....。
貴方に包まれてると安心させてくれる.....。
無意識にそう思った時には、愛しい貴方の腕の中に。
後ろから抱きしめられていた。
「たった“優しそうで素敵な人”なんかに、お前はあげらんねぇよ。」
私の肩に顔をうずめながら、そう呟いた。
「か....ちょ...ぅ.....」
声が震える。
ヤバい。
泣きそう。