ちゅーして♪
゚+.2ndkiss.+゚
゚+.高校生活のスタート.+゚
【瑠璃 side】
はぁ…
結局春休みどこにも行けなかったな…
でも、久しぶりに会ったらそんなに怖い人じゃなかった。
なんでだろ??
ガラッ…
「儷君??
朝だよ~起きて!!」
「ん~…
あと五分…」
「ねぇ!!
今日はあたしの入学式なの!!
早く起きてよ!!」
「入学式!!
俺しゃべるんだった…
しかもお前にもし変な虫付いたらどうすんだよ!!
見張ってなきゃ…」
何かブツブツ言ってる??
「あー!!
キスしてぇ…」
発狂してる??
でも…
チラッ…
あたしも儷君の唇見てるとチューしてほしくなるんだよね…
って…
あたしは変態かっ!!
でも…
して欲しいなチュー…
まぁ、儷君の女嫌いが治んなきゃだめだけど…
「あっ!!いいこと思いついた。
なぁ瑠璃…お前俺とキスしたくね??」
「し、したいけど…
出来ないじゃん……」
うわっ…
あたし何言ってんの??
恥ずかしい…
「まじ??
じゃあもしかしたらキスできるかもしれない方法があるんだけど…」
「本当!?
チューできるの??」
「たぶんな…
瑠璃目隠ししてみ??」
「うん。」
あたしは近くにあったタオルで自分の目を隠した…
すると…
チュッ…
唇に柔らかい感触を感じた途端、身体に重みを感じた…??
「えっ!!」
急いで眼を開けるとあたしにもたれかかっている儷君の姿があった…
「儷君!!
大丈夫??」
「瑠璃…??
悪いな、やっぱ無理だった…」
「そんなの全然いいよ!!
大丈夫??」
「あぁ…
早く学校に行くんだろ??」
「うん…」
「じゃあ行こう…」