ちゅーして♪

゚+.卒業式.+゚


pipipi…

「うん??
もう朝?儷君起こさないと…」

あたしはあれから和泉家にお世話になってる。
あたしを心配した藍那さんと恵介さんがあたしの部屋の前を儷君の部屋にして、
ベランダをつなげて…
何か会ったら儷君があたしの部屋に来れるように…

あたしの部屋の窓のかぎは内側からでも外側からでも開けれるようになっている。
もちろん儷君の部屋も。

同じ鍵で開くようになっていて、お互いの部屋を行き来している。

あれから7年がたち…
あたしは今日中学校を卒業します。


「おはよう。お父さん、お母さん。」

ガラッ…

「儷君~
朝だよ??起きて~」

「うぅん?
瑠璃?着替えてきたのか??」

「うん。
お父さんたちにもちゃんと挨拶してきたよ♪」

フイッ…

「そうか。
なら大丈夫だな。」



一緒に暮らしてからしばらくして儷君たちのいとこの女の子が儷君の家に半年ほど暮らしていました…

半年後久しぶりにゆっくり儷君と話せると思ったら儷君はあたしの顔を少しも見てくれなかった…

それは7年たった今でも同じ…







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