ちゅーして♪


「ほら!!瑠璃置いてくよ!!
和季も早く瑠璃連れてきて??」

「はいはい…
今行くよ。ほら瑠璃も動いて。
鞄持つから。走れるね??」

「うん。」

「今日で最後なんだから。
しかっりしろよ~」

「里久に言われたくない!!
だってあたしより里久のが成績悪いじゃん!!
入試ギリギリだったくせに!!」

「お前はどうなんだよ!!」

「2番。」

「はぁ??」

「和季がトップで、あたしは2番。
で、実咲ちゃんが10番。
つまり里久が一番バカなの。」

「まぁ、確かに頭いいもんね瑠璃と和季。
どうしてあの高校受けたの??」

「瑠璃が受けるって言ったから。」

「瑠璃は…??」

「儷君がいるから…」

「あんたまだ片思いしてたの??」

「そろそろあきらめなよ。
叶わないって。」

「里久に言われたくない。
里久だって同じ動機じゃん!!
先輩追いかけて入ったんだから!!」

「里久…あんたもなのね…」

「瑠璃ふざけんな!!
なんで…」

「もうヤダ!!
里久と口きかない!!
和季行こ!!」

ダッ…

「わかった。
里久。俺も口きかない。」

「へっ??」

「ちょっと2人とも待ってよ!!
あっ。里久あたしも口きかない。」

「えぇ―!!
無理無理!!1人にすんなよ!!
おいてくなって!!」




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