アンダーハート・アタシが必死で愛した「アタシ」
不倫の果てに。
「ミナ、いい女になったね。」 うつ伏せで寝ているミナの背中を指でなぞりながら、松崎は満足そうに言った。 「ありがとう。松崎さんのおかげです。」 ミナは微笑んで答えた。 ある意味では、それは間違いなかった。 奔放な松崎の心を掴みたくて、わらをもすがる思いで整形したのだ。 その背景には、大学生活やトワイライト、そしてユカという大きな存在があったのだが、最終的に、ミナコの背中を押したのは松崎の存在だった。 (それにしても、、。) 松崎の趣味はよく分からない。 なんだかんだで、松崎とこうして逢うようになって半年になった。他にも奥さん以外の、女がいてもおかしくない。 幾度となく夜中、女の人と歩いてるところはミナコの友人などに目撃されていた。 (世間知らずの、未成年のギャルのどこがよかったのだろう。) (ひょっとすると、私はもしかしたら、今“イチバン”になれているのだろうか。) 一緒にいる時間だけ楽しめればいい、そう思いながらも、いろいろな想いがミナコの胸をよぎっていた。 「ミナ、もっと大胆になって。きれいになったミナが乱れるところをみてみたい。」 松崎に挿入されている快感の中、松崎の声が聞こえる。 大きく股を開き、クリトリスを触り自慰をする。 「はぁっっイクっ、、。」 太ももまで愛液がたれる。 (このまま松崎と一緒のまま死んでしまいたい。) お酒を飲んで松崎とセックスを重ねる度、絶頂に達しながらミナコはそう思っていた。
< 37 / 51 >

この作品をシェア

pagetop