アンダーハート・アタシが必死で愛した「アタシ」
自分で思っている以上に自分には深い闇があるのだろうか。 トワイライトでお酒を 飲みすぎて過呼吸を起こした夜、泣きながらミナコは自分に自問自答した。 なぜ、ここまで体を痛めつけてまで売上をあげるの。 売れっ子になることでしか、自分のプライドを保てないから。 なんで、自分のプライドを保たないといけないの。 それしか、自分に自信をつける方法をしらないから。 アタシはどうすればいいの。 もう一人の自分が叫ぶ。 こんなにしてまで、守りたいプライドってなんなの。 頭痛と吐き気と息苦しさで、どうにかなりそうだった。 (いつからアタシはこんなに弱くなったの、、。) 泣いたって、誰も助けてくれないのだ。 自分で乗り越えるしかない。 レキソタンを三錠とって、口にほうりこんだ。 泣き付かれたミナコは、そのまますうっと、眠りについた。
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