アンダーハート・アタシが必死で愛した「アタシ」
永遠の一瞬に
「、、、。」
セブンスターの煙の匂いでユカは目を覚ました。
「ごめん。起こしちゃったね。ゆっくりしてて。」
「いいの。気にしないで。」
少しぽっこりしてきた、松崎のお腹からシミの増えてきた背中、笑い皺の増えた松崎の顔に視線をやりながら、ミナコ目を細めた。 「いつまでもいい男でいてね。」
「おぅ。いい男だけどな。」
おどけて松崎が返す。タバコを吸ってる松崎の隣に座り、ミナコはブラックの缶コーヒーをすする。
「式、いつだっけ。」「来月だよ。早いよね~。」
< 50 / 51 >

この作品をシェア

pagetop