わたしの王子サマ
しばらく何もする事も出来ない私はその場に立ちつくしていた。






「美緒。こっちおいで。」





優しい口調で言う光輝の隣に素直に座った。






「なんか……切ないね。」



「あぁ。」




「2人共産んであげたかっただろうね……」




「あぁ。」




「私っ…何がしてあげられるんだろう……」




「…お前は一緒にいて笑ってやれ。変に気ぃ使うな。余計に喜咲達が辛くなる。」
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