わたしの王子サマ
「大丈夫か?」




「はい。続けてください。」






「それで、ユウタが俺達に助けを求めてきたから助けた。それからお前はずっとあの倉庫に住んでる。」






少し頭痛がしただけで何も思い出せなかったな……





「他に…何かありますか??」





「…なんでそうまでして思い出そうとする?」




「もう…嫌なんです。私のせいでみんなに迷惑かけるのは。私が意識取り戻してからみんなの笑った顔、全然見てないから。みんな笑っててもどこか悲しそうな笑顔だから。」
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