わたしの王子サマ
きっと笑顔に悲しさが残るのは私のせいだと思うから。







「わかった。でも無理はすんなよ?」





「はい。あの、なんで私は病院にいたんですか?」




「…喜咲が直との子供を妊娠した。」






それから光輝さんは全てを話してくれた。




喜咲ちゃんが妊娠しておろして、屋上で自殺しようとした所を私がかばったのだという事を。




「私にとって喜咲ちゃんはすごく大切だったんですね。」
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