わたしの王子サマ
光輝は少し痛いくらいに私を抱きしめた。






「光輝…ごめんね?忘れてて。」





「ったく。馬鹿美緒。」





「でも、思い出せてよかった。記憶がない時も光輝を好きになれてよかった。」





「俺、まじで限界だった。このまま美緒の記憶戻らなかったらどうしようかと思った。」







光輝から少し離れた時光輝は泣いていた。




もちろん私も。
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