わたしの王子サマ
「てめぇ、何してんだ。」






光輝は健吾を睨むと低い声でそう言った。







「案外早かったな。」






光輝は健吾を押しのけて私を腕の中に収めた。






「ごめんな。遅くなって……」





「ありがと……」




光輝が来てくれた安心と熱で私は倒れた。
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