わたしの王子サマ
「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい……」







両手で顔を隠して小さくなって体が震える。






「み、美緒?」





そんな光さんの声にも気付かずひたすら謝る私。





「ごめんなさい。ごめんなさい…だから、殴らないで……」





「どうしたの?!」




そこにさっきの光さんの大きな声を聞いて心配してやってきた直さん。
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