わたしの王子サマ
「俺はもう健吾さんの駒にはならねぇっす。」





ユウタは健吾にそう、力強く言った。





「あぁ?俺が今まで散々世話してやったのになぁ。」






「今は美緒を守ります。」






ユウタ………






直は車の後ろの健吾からは見えない位置で電話している。
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