わたしの王子サマ
ユウタが学校も同じでクラスも同じだから結構仲がいい。








あたしはこの他愛のない話をしてる時間が1番好きだ。









この時だけは普通の高校生になれてる気がするから。










「そろそろ時間だね。」





あたしが時計を見て言うとユウタはいつも申し訳なさそうな顔をして部屋を出る。







でも、このちょっとの時間でもあたしは感謝してる。






この少しの時間は今のあたしにとっては幸せだから。
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