わたしの王子サマ
「健吾さん。お疲れ様っす。」






部屋の外からユウタの声が聞こえる。








無言で部屋に入ってくる健吾。









「お、おかえり。」





今はきっと機嫌が悪い。ヤバい……こんな時の健吾はいつも決まったセリフを言う。








「うぜぇ。」







そして立ちあがってあたしの腕を掴む。
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