わたしの王子サマ
その紙には《好きな人》と書いてあった。






「えっ…これって……\\\\\\\\」




みるみるうちに顔が赤くなっていくのがわかる。








光輝は何も言わず私の腕を引っ張って誰もいない校舎の中に入って行った。







「こ、光輝?」





「お前の事が好きだ。俺に守らせろ。」




真っ直ぐ私の瞳を見て言う光輝から目を逸らすことが出来なかった。
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