コイ☆ミチ
匠のばぁ~かぁ~

ばかばかばかぁ~

バシバシバシッ

「いてぇよ。そんなん俺に言われても知らねぇよ」


だって―

匠が聞いてくれたとき好きじゃないって


言ったんでしょ―


「この2日で気持ちが変わったんだよッ!」


ヒクッ…ヒクッ…


「また、泣きべそかよぉ~勘弁してくれよ」


ごめん。だって…だって…


「人生が終わる訳じゃないんだから、一回振られたぐらいで泣くなよ」


わっ、わかってるよぉ~泣



「いた―ッもぉ~あゆみどこ行ったのかと思った―」


「ゆいぢゃ~ん゛…う゛~」


「はいはい。よしよし」

ばかぁ~ばかぁ~


「じゃあ、俺いくからその泣きべそヤロ―よろしくな」


ばぁかぁ~
でも、ありがどーう


「ばか、ありがとうかどっちかにしろッ!じゃあなぁ~」



ヒクッ…ヒクッ…



私の恋、バイバイ…



「で、うちはその事情聞いてないんだけど…」



「う゛んごめん。あのね…」




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