プロミスエンド
私の人生、

最大の汚点、

二人のこどもじゃなかったらと思わない日はなかった。

私を捨てた両親がいた。

「あげは?大きくなったのね」

「あげは」

二人が立って私のそばに来た。

顔が私と同じ作りの母親が手を握って来た。

慣れない温かさに、総毛立つ。

「ごめんなさい。今まで一人にして」

「父さんと母さんはやり直すことにしたんだ。あげは戻って、三人で暮らそう」
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