プロミスエンド
それも自分を生んだ親に。

誕生日がくるたびに言われた。
 
「お前なんて生まれて来なければ良かったって、そう言ったの!」

何度も何度も

これは先生にも言ったことはなかった。

言ってたら、先生はこの人たちと私を会わせたりしなかったはずだ。

「私は誕生日を祝ってもらったこともなかった。先生と暮らすまで誕生日パーティーってものがあることも知らなかった」

誕生日がくるたびに

私は呪われた言葉を贈られてきた。
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