プロミスエンド
アパートの階段を上がって行くと、知らない人が部屋の座っていた。

私を見ると立ち上がって歩いて来た。

「あげはさん」

声は今日、亜悟くんと話していた人と同じ。

「何か用?」

「お話が」

「その前に名乗ったら?あなたのこと知らないし」

「あ…、私は山神万優架(やまがみまゆか)、教育学部の4年で」

「その山神万優架さんがどんなお話し?」

分かってるけど。

彼女の愛らしい顔が緊張するのが分かる。

気分が沈んでる時のせいか

私のS心が疼く。
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