プロミスエンド
「あげは、ここにいたのよ。隠れてあんたを驚かすって小学生みたいなことするために、そこの影に…」
「なっ!」
「心当たりある?あんたと山神万優架の会話は丸聞こえ。あげはが別れる決意しちゃいました。何て言ったの?」
久賀は全てを分かっている顔で聞いてくる。
「あげはは今、荷物まとめてる。しばらく私のアパートで暮らすって言ってる」
久賀の声を遠くで聞きながら、オレはあげはを引き留める算段を考えていた。
確かに、前科があると言った。
あげはの言うことに口出し出来ないのは、それが正しいからだ。
「なっ!」
「心当たりある?あんたと山神万優架の会話は丸聞こえ。あげはが別れる決意しちゃいました。何て言ったの?」
久賀は全てを分かっている顔で聞いてくる。
「あげはは今、荷物まとめてる。しばらく私のアパートで暮らすって言ってる」
久賀の声を遠くで聞きながら、オレはあげはを引き留める算段を考えていた。
確かに、前科があると言った。
あげはの言うことに口出し出来ないのは、それが正しいからだ。