プロミスエンド
「お茶を飲んでる所に突然来て、いきなりビンタ!鮎川が自分を好きにならないのはアンタのせいだとか喚いて、冗談じゃないわよ!あげはは健気に家でご飯作って、弁当作って、可愛い彼女やってるのに、どの面下げて自分が相応しいって思うの」


般若みたいな顔しやがってと久賀は男の声に戻ってた。

「そんなの聞いてねぇ」

あげははそんなこと一言も言わないし、打たれたら顔が赤くなるはず。

そんなとこ見たことない。

「うちで冷やして、コンシーラーで消して帰ったの。あんたに聞かれたら上手い言い訳できそうにないから」

「そんな」

「あげはを責めちゃダメよ」
< 36 / 57 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop