プロミスエンド
手を取られて部屋の中に連れて行かれてソファーに放られた。

起き上がる前に、肩を捕まれて起き上がれない。

亜悟くんの顔が怒っている。

そうだよね。

約束破ったし、親友に伝言頼むし、勝手にアパートでちゃったし。

「あげは、何でオレには何も言ってくれないんだ。約束のことも女のことも、今日親と会うなら着いて行ったぞ」

「だって」

だって、亜悟くん、大学入って勉強とバイトと約束とかでやつれて来たし、

一緒にいた女の子にビンタされた話ししたら気まずくなるでしょ。

お返しに、その子にげんこつくれてやったり、謝るまで清掃道具のロッカーに閉じ込めたり、その他にも色々やった。
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