プロミスエンド
「だって私、狂暴だし。人の心えぐるの得意だし…」

「知ってる。それは相手が悪いからって分かってる」

「本当は浮気とか許せないし」

「そんなことしない」

真っ直ぐ目を見つめられると、次の言葉がみつからない。

「あげはオレのお嫁さんになって。幸せにするから」

亜悟くんの手が左手をギュッとにぎる。

その温かさに涙が出そうになる。
「はい」

頷いた。

「ありがとう」

強く抱きしめられた。

「あの約束ももうやめだ。良いな」

「うん」

私たちにはもう必要ない。毎日しなくても私たちはちゃんと繋がるから。
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