プロミスエンド
「いつもお熱いですこと。浮かれ過ぎてそんな寝癖だらけなのかしら」

「単に寝坊しただけです」

友達の星良(せいら)に寝癖を注意された。

「寝坊するぐらい夕べは激しかったの?」

「なんでそういう所はエロ親父じみてんの?セクハラですよ、おっさん」

「誰がおっさんじゃ!」

綺麗に巻いてフワッとしている茶色い髪は艶やかで、目は大きくて、睫毛はマスカラなんか塗らなくても長い。

唇はサーモンピンクのグロスでプルプルしてる。

淡いピンクのタートルとワインレッドのスカートがよく似合っている。

そんな彼女から出た、野太い声はまさに男のもの。

下手したら亜悟くんよりも低い。
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