あなたに会いに来ました



「「「あーーー!
総司が女の子と居るー!」」」



沖田と誠が並んで歩いていると
後ろから三人分の大きな声が聞こえた



「原田さんに永倉さんに
平助じゃないですか
びっくりさせないで下さい」

もうっと沖田が可愛らしく
三人の男に文句を言った


「沖田さん沖田さん
この人たちは?」

(てか、皆イケメン)

身長の大きなスポーツ系の人と
その人より少し小さい
爽やかな人と
一番小さな可愛らしい人の三人組だった



「この大きいのが原田左之助さん
中くらいのが永倉新八さん
ちっちゃいのが藤堂平助」


(ははは…アバウトな紹介
まぁ名前は知ってるから
大丈夫かな)


沖田のアバウトな紹介を
心の中で処理をして
三人に挨拶をした


「原田さん、永倉さん、平助君、
篠田誠です。今日からここで
お世話になります
よろしくお願いします」



「おう!よろしくな」

原田がニカッと笑った


「よろしくな」

永倉は爽やかな笑みで答えた


「なんで俺だけ君づけぇ?」
藤堂は少々不満そうに問い掛けた


「あ、ごめんなさい
なんか歳近そうだったからつい」

誠はやっちゃったーと思いながら
藤堂に謝った



「まぁいいけど
よろしくね!」


三人との挨拶をすませ
五人で一緒に大広間へ向かった




< 12 / 29 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop