あなたに会いに来ました
女中or隊士
「誠くんには女中をしてもらおうと
思うんだがそれでいいかい??」
「隊士がいいです!!」
「え!?」
「ゴフッ」
近藤は驚き隣に居た土方は
お茶を吹き出した
「隊士はおすすめできないなぁ」
「誠、お前に隊士は無理だ」2人に反対され、誠はじゃあ、と言い出した
「試合をさせて下さい。
一回やって負けたら諦めます」
誠のまっすぐな眼に
近藤も土方も折れた
「試合は明日だ。誠一回だけだからな」
「誠くん怪我しないようにね」
「ありがとうございます」
誠は部屋を出て道場に向かった
中をのぞくと沖田、平助、
永倉、あとは平隊士が
稽古をしていた
誠が居ることに気付いた沖田が
誠の方にやってきた
「誠さんどうしたんですか??」
「明日試合をすることになったので
竹刀を借りに。
あと誰か相手をして下さい」
沖田は誠の言葉に納得したが
永倉、平助、平隊士は
みんな驚いていた
そして永倉がやってきた
「誠、お前なんで試合なんかすんだよ」
「隊士になるためですよ」
誠はさらりと言った
「誠ちゃん本気??隊士って危ないよ??」
「平助くん達だって危ない事してるでしょ
私は守られてるだけは嫌なの」
「誠さんかっこいいなー」
沖田がニコニコしながら言った
「誠さん私がお相手しますよ」
「「「「「!?」」」」」
「誠!!総司はやめとけ」
「誠ちゃん!!だめだよ??」
永倉と平助は必死で誠を止めた