あなたに会いに来ました
京の街は危険がいっぱい?
「誠さーん、いつまで
悩んでるんですかー??」
誠と刀を選びに来た沖田は
なかなか刀が決まらなくて
飽きてきてしまった
「ん~ちょっと待って下さい」
誠は刀を持ちながら
ぶつぶつ言っている
「これは重すぎるし...
こっちは長すぎる...」
そんな所へ店主がやって来た
「お嬢さんみたいな人が
刀を使うんか??」
「はい。でも、どれも合わないんですよ」
誠は困ったように言った
それを聞いて店主は
少し待っててな
と言って店の奥に入って行ってしまった
「??」
誠は言われたとうり
そこで待っていると
店主が少し短めの刀を持って出てきた
「これはどうやろか」
誠は手渡された刀を抜いてみた
柄の部分は藍色で凝った細工が
施されていて
真っ黒な刀身でとても綺麗だ
「うん。軽いし、長さもちょうどいい
沖田さーん決まったので
もう少し待って下さいねー」
それを聞いた沖田は
やっとかという顔をして
「外で待ってますね~」
と言って店の外へ出ていった