Kiss me, Love me!
バタン、と部屋のドアを閉めた瞬間鳴り出した携帯。
ディスプレイにはさっき登録したばかりの【白河拓真】という文字が浮かんでいる。
ベッドに寝転んでから、メールを開くと
【別にいいじゃねーか、連絡とか楽だし。知ってた方が知らないより良かったからアドレス聞いただけ】
と書かれていた。
ふーん。ま、わたしからはほとんどメールしないと思うからいいけど。
【はいはい。分かったよ。じゃあまた月曜日に学校でね】
とメールを返信し、携帯を閉じた。
時計を見ると、10時半。
お風呂に入ってそろそろ寝ようかな。
わたしはベッドから起き上がり、再び1階へ下りて行った。