Kiss me, Love me!

バタン、と部屋のドアを閉めた瞬間鳴り出した携帯。

ディスプレイにはさっき登録したばかりの【白河拓真】という文字が浮かんでいる。



ベッドに寝転んでから、メールを開くと

【別にいいじゃねーか、連絡とか楽だし。知ってた方が知らないより良かったからアドレス聞いただけ】

と書かれていた。


ふーん。ま、わたしからはほとんどメールしないと思うからいいけど。



【はいはい。分かったよ。じゃあまた月曜日に学校でね】

とメールを返信し、携帯を閉じた。



時計を見ると、10時半。

お風呂に入ってそろそろ寝ようかな。


わたしはベッドから起き上がり、再び1階へ下りて行った。
< 4 / 15 >

この作品をシェア

pagetop