=キング of ビースト= 2



中に入った広未は、容態を聞く。


「どうしたの?」


「呼吸が浅いのと、意識がない。」


「呼吸が浅い?」


「…。」


すると、広未はすぐに診察をしだす。


「‥一種の呼吸困難かもしれない。」


と呟いて由莉の額に手を当てる。


「‥体温が低い。」


と言ってから何か考え出す。


「…何でこうなったの?」


由莉が倒れた原因を探る。


「…トラウマだ」

「トラウマ?」


「由莉のトラウマに大きく触れた。」


夜琉が呟くと、広未はハッとした表情になった。


< 147 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop