=キング of ビースト= 2
「―…強くありなさい。」
広未は呟いた。
「「「「…。」」」」
「由莉ちゃんが目を開けた時に、恥じることのないとぐらい
懸命に生きなさいー…
貴方たちにできることはこのぐらいしかないから。
夜琉を支えられるようにも…
何時までも懸命にー…。」
由莉ちゃんがいつでも目を開けていいように、恥じることのないように、生きること。
「じゃあ、私帰るから。」
と言って帰って言った広未。