=キング of ビースト= 2
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夜琉わ二階に上がると幹部部屋のドアを開ける。
幹部部屋にいた璃玖わ小さく
夜琉ー…
と呟いた。
日に日に夜琉わ精気を失っていく。精気を失っていく夜琉わ無になっていくー…。
見ていて痛々しく、
遠い存在になっていくー…
総長用のソファーに腰掛け、タバコに火を付ける夜琉に弘樹が言った。
「まだ、潰れるなよーー…。」
「…。」
「…今お前が潰れると、由莉もきっと潰れるー…。」
話を聞いているかも分からない夜琉に、弘樹わ続けた。
「悔しいけど…今、由莉をつなぎ止めているのわお前だ。」
端から見ても分かるぐらい信頼し合っている2人。
2人で一つのように
2人揃って輝きを放つ魂ー…
1人が潰れれば
うまく輝けない光ー…
再び輝きたいのなら、
「…自覚しろー…。」
「…。」
「…由莉にとって夜琉わ居なくてわならない存在。
そこを自覚して、行動しろー…」
弘樹の言う事わ正しい…。