=キング of ビースト= 2
夜琉わ何も答えず、反応を示さない。
そして夜琉わ幹部部屋にきて直ぐにつけたタバコが短くなると、火をもみ消しソファーから腰を上げる。
それを見ていた紅雨と璃玖わ止めに入るがー…。
「…どけ」
相手わ夜琉。一筋縄でわいかない。
「…また喧嘩しに行くって分かってんのに行かせる訳ないだろ。」
出入り口の前に立った璃玖わ言う。
「…。」
無言で鋭く睨み付ける夜琉。
璃玖も表情の読み取れない目で夜琉を見返す。
総長と副総長。
決して対立してわいけない2人に一発即発の空気が漂う。
だが、その空気を壊したのわ