=キング of ビースト= 2



「…離れることはない。」


「えっ?」


「ずっと一緒だ。」


「…。」


「俺は何があっても、由莉を手放す気はない。」


私から視線を外し遠くを見て呟いた。


例え由莉から離れていこうとしてもー…


私から離れることは絶対に無いのに。


でもここまで私を想ってくれる夜琉にまた胸の奥がぎゅーっとなる。




< 21 / 384 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop