=キング of ビースト= 2
「来いっつただろーが。」
冷めた声が目の前で発せられた。
間近で見た夜琉さんの口調わ冷たかったが、口角だけわほんの少し上がっていた。
「何で、ここに…?」
「颯が来ねぇからだろーが。」
夜琉さんが、動けない俺を見かねて
夜琉さん自身が、俺の前に歩いてきたのだー…
『こいつが
南 颯ー…
那龍16代目特攻隊長だー…
もう颯の事知らねぇ奴わいねぇよな』
そう言って射るような視線で広間を見渡してからまた、ソファーに戻って行った。