=キング of ビースト= 2




「なんだよ、そのしらけた面わっ…!!


お前らわっ、夜琉さんと由莉さんがいないと何にもできねぇの?


確かに夜琉さんと由莉さんを、想う気持ちわ十分わかるっ


だけど…っ!!


お前らにだって足わあるだろーが…っ!!自分達で立てっ


夜琉さんと由莉さんがいないときこそ、那龍を自分達の手で守ろと思うもんじゃねぇの?


いつまでも、2人を頼りすぎだっ…!!」



真っ直ぐに伝わってくる聖の気持ちに



「2人が帰ってきた時に『おかえり』って笑顔で迎えられるように、強くあれ…っ!!俺達わ狼那連合だろーがっ!!」




枯れかけていた狼那連合が、太陽の光を浴び始めていた。



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