=キング of ビースト= 2



「夜琉に、汚れのしらない世界を知って欲しかったんだろーな。」


「…?」


「明るい世界を知って欲しかったんだろう、夜琉さんわどす黒い道を歩んできた。」


「…。」


「今さら光の中を歩む事わ無理だと、戻れないところまできていた夜琉さんにせめて、寝ている間だけでも白い世界を見て欲しかったんだろう。」


芯わ真っ白のシングルベッドで寝る夜琉を見ながら言った。



「でも、無理見たいだな。



一度闇にのまれた夜琉さんに光わ似合わない。


白わ似合わなんだー…。」


目の辺りにした光景があまりにも不自然すぎて、


サラサラとした夜琉の黒い髪が白色と決して交わらず、はっきりと境界線をつくっていた。



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