=キング of ビースト= 2
「夜琉さん。」
と芯が呼びかければ返事わ返って来ない。
髪の先から足のつま先まで全く微動だにしない夜琉。
「夜琉さん、大丈夫ですか?」
それでも話しかける芯わ
「…由莉、わ?」
夜琉が起きている事を分かっていた。そして、自分よりも由莉の事を聞く事も
すべてお見通しだったー…
「今から由莉ちゃんわ見に行くわ。」
「…。」
「…それよりも、夜琉わ何か食べないと。昨日も結局食べなかったじゃない。」
広未がこう言っても無言の夜琉に
「夜琉さん由莉さんに早くあいたいなら、早く食べないと。確かに夜琉さんわ風邪を引いているけど、元をたどれば
栄養失調ですからねー…。」
芯わ鋭い眼光で釘を指した。