=キング of ビースト= 2
芯わ静かに足を進め、ダブルベッドの横に立った。
「由莉さん-…」
芯の儚い声が宙に消えた-…
細くなった由莉からわ息をしているのかも定かでかわからないぐらい生気を感じる事ができなかった…
顔にかかっている由莉の少し伸びた髪。
それを優しくはらって、頬に手を滑らせながら
「由莉さん-…早く夜琉さんを助けてあげて下さい…」
と懇願した…
対になっている2人。
それを助けてあげる事ができるのわお互い2人しかいない。
闇をまぶしく照らしてくれるのわ光
まぶしく照らしすぎる光を静めてくれるのわ闇
互いに釣り合う事で均衡を保つ対-…
無くてわならない関係-…
「芯…私達わ無力な存在ねー‥」
2人を助けてあげる事の出来ない不甲斐なさ…それわ積もっていく一方だったー…