=キング of ビースト= 2
夜琉わ私を優しく、でも二度と離さないように強く引き寄せた。
久々に感じる夜琉の温もりー…
心なしか夜琉が熱いー‥
そう思った時、夜琉わ私をふわっと抱いてフローリングに座っていた私を優しく黒のダブルベッドに戻したー‥
夜琉も一緒にベッドに入ってきて
「…風邪うつすかもしんねぇ。けど、一緒に居させろ。」
と耳元で優しく言われた。
久々に感じる夜琉の体温に今までにない程安心したー…。
「俺もう由莉がいねぇと生きていけねぇよー…」
私を腕の中に入れて呟いた夜琉の声わ震えていて、私を失う事を心底恐れているようだった。
でも、そんなの私も同じー…
「夜琉がいないこの世界にわ耐えられない…夜琉がいないとダメなのわ私の方ー…」
「…。」
「だから、
一生私を離さないでー…」
強く懇願した私の腰にあった夜琉の両腕わ優しく私の頬に触れて。
安心しろー…
由莉を離す事なんてしねぇよ…
微かに聞こえた最高の言葉に、張り巡らせていた神経を一気に緩ませた…。
すると、落ちてくるまぶたわ止まらなくて静かに眠りに落ちたー‥