=キング of ビースト= 2
するとしばらく沈黙が続いたが
『…ー由、莉?』
震える弱々しい声が聞こえた。
「…うん。」
『由莉ぃ…』
「うん。」
『よかった、ぁあ…グス』
「うん…。」
『…スッゴい心配したぁ。』
「うん。」
『…ー由莉が居てくれないと、もぅ私生きていけないよぉ…っー…グス』
「…うん。」
『だから、っ…早く会いたいぃー…っ』
「…うん。」
『バカ由莉ぃ…』
「うん…」
『でも安心したぁ…グス』
「うん…
ありがとー、千佳。」