=キング of ビースト= 2
「あ…夜琉。」
電話ごしに夜琉の名前をだしてしまって
『夜琉??男?男出来たの?』
しまった…
千佳に聞こえた
『何で教えてくんないのよぉ!!今度詳しく話聞かせなさいっ!!』
ハァ
「もぉ、今度ね。」
さっきの泣いていたのが嘘のように、勢いよくしゃべりだした千佳。
こういう風な話題が大好きな千佳わ今、きっと目を輝かせているのだろう。
「ごめん、千佳。またかけ直す。」
と言って携帯を切ると、夜琉わゆっくりと近づいて来た