=キング of ビースト= 2
「ごめんね。電話した。」
「ああ。気にすんな。」
そう言った夜琉の片手にわコップがあって。
「ん。」
と言って渡してくれた。
「ありがとー。」
と言って、コップに口をつけた。
優しく頭を撫でてくれる夜琉。
喉を潤す水わ冷たくて美味しい。
口をコップから離すと、頭を撫でていた手わゆっくりと頬に下りてくる。
その手わくすぐったくて、でも温かいー…
頬を滑った手わ水で濡れた唇を優しく拭いてくれた。
フッと下げていた視線をあげると夜琉と目があって、ゆっくり近づいて来る夜琉に何故か安心して目を瞑った。