=キング of ビースト= 2
夜琉のとった行動を理解した瞬間顔が赤くなるのが分かった。
「~~っ」
「見てるコッチが恥ずかしいね。」
ニコニコしながら普通に言う璃玖が視界の隅に入った。
「おっ俺がゆうゆうにあげたチュッパチャプスなのに!!なんで夜琉が食べるんだよ!!」
顔を私よりも真っ赤にさせてどもりながら叫ぶ紅雨。
「…るせぇ。」
紅雨の叫び声に不機嫌極まりない顔をしながら夜琉は呟き、そのまま私のとなりに座った。