=キング of ビースト= 2
昼ご飯を食べ終わって3人でゴロゴロ過ごした。
やがて夜になりそろそろ家に帰ろうかと思っていたころだった。
『バンッ』
「璃玖さん!!!!冷豹‐レイヒョウ‐が単車転がしてこっちに向かってます!!」
「あ゛?また勝ち戦かよ。」
「また~?家に帰るの遅くなるじゃん。」
流石、侑。情報が早い。
「ここまで何分ぐらいかかる?」
「たぶん10分前後だと…」
「10分あれば十分。流石、情報管理長、早いね。」
「いえ。」
「何人ぐらい?」
「150人ぐらいだと思います。」
「何気に人多くなったんだぁ♪」
楽しそうに言う紅雨。
「弘樹、狼羽に集合かけて。紅雨は下の奴らと一緒にいて。侑は颯に陣形を作るように言っといて。」
「はいはぁーい♪」
「はいっ!!」
「だる。」
紅雨と侑は下に降りて言った。
「狼羽呼ぶんだ?」
「那龍はよっぽどの事がない限り動けないからね。」
「まぁね。」
弘樹は部屋の端に行きケータイを耳にあてていた。
夜琉不機嫌になるだろうなと思いながら夜琉に電話をかけた。