=キング of ビースト= 2
1階では那龍の数人が見張りをしていて2階に上がって来れないようにしてある。
「お疲れ様ッス。」
「今どんな感じ?」
「こっちが有利ッス。」
「そう。もうちょっと見張りよろしくね。」
「はいっ!」
少し見張りと喋ってから那龍の敷地の庭にでると抗争が繰り広げてあった。
「…おせぇ。」
「まだ冷豹、半分は立ってるからね。」
夜琉は早くけりが付かないから苛立っている。
「3分だ。」
低く呟いた声に5分もなかったし、と思いながら俺は那龍とさっき合流したであろう狼羽の面子に向かって声をあげた。
「3分でヤれ!!!」